田中和男 (編集者)

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田中 和男(たなか かずお、1936年4月3日 - 2017年7月8日)は、福井県出身の日本編集者

来歴[編集]

福井県武生市に生まれる。1955年昭和30年)、武蔵野美術大学に入学するが学校の方針に反発し中退。その後日本文学学校で文章の基礎を学び、平凡社の雑誌『太陽』など多くの編集の仕事に携わる。

1968年昭和43年)、自身の他にデザイナー、カメラマンらと編集プロダクション「ル・マルス」を設立[1]し、富士ゼロックスの発行するPR誌『グラフィケーション』の編集を始める。以降、48年にわたり同誌の編集責任者を務めた。

2017年平成29年)7月8日、大腸癌により死去。享年81歳。

人物[編集]

美術評論家の藤枝晃雄、直木賞作家の有明夏夫とは勝山精華高等学校(現福井県立勝山南高等学校)時代の同窓。

著作[編集]

書籍[編集]

おむすびころりん(ポプラ社おはなし文庫)

その他[編集]

  • 70年代グラフィケーションの冒険(コラム  展覧会「ゼログラフィーと70年代」図録より)
  • 日本インディアン(NHKラジオドラマ原作)

脚注[編集]

  1. ^ 有限会社 ル・マルス”. lemars.co.jp. 2020年6月11日閲覧。